こんにちは。住職の斉藤隆雄です。

令和2年6月に妻とイタリアからフランスの地中海沿いを北上する旅を計画しました。出発の半年前には航空券を予約しました。しかしコロナの影響で旅行は中止となりました。以後どこの国も入出国が厳しく、観光で海外に行けるような状態ではありませんでした。

今年の６月には欧米の入国は元通り何の制限も無く、日本の入国も空港検査や強制隔離がなくなり、帰国時のPCR検査陰性証明書の提出だけになりました。それならばと６月中旬、妻と2人で2年遅れの南イタリア旅をしてきました。今回はエミレーツ航空の東京とローマのエコノミー往復航空券が一人１０万円でした。

久しぶりの成田空港ですが、予想通りほとんどのお店が閉まっており、旅行者もまばらでした。しかし飛行機はほぼ満席で皆マスク着用でした。乗り換えのドバイの空港内はたくさんの利用者で賑わっており、ほとんどのお店が営業しており、にぎやかでした。空港内ではほとんどの人がマスクをしていました。ローマの空港での入国は機械化されており、パスポートを読み込ませ、顔写真の撮影をして係官にスタンプを押してもらうという驚くほど簡単なものでした。

何の質問もなくワクチン接種証明も必要ありませんでした。空港から電車でローマテルミニ駅に向かいました。車内は全員マスクを着用していました。駅からホテルまで約１０分間歩きました。駅前にはたくさんの人が行きかっていましたが、誰もマスクをしていません。ホテルの中もレストランでも皆マスクをしていません。これが今回の旅行の最大の驚きでした。しかし電車やバスの車内では皆マスクを着用していました。

今回エリザベス女王の国葬に両陛下が参列されました。日本出発の時は白いマスク、ロンドンで葬儀に向かう時は黒マスク、会場の教会内ではマスク無でした。色々とご配慮されたのだと思います。

女王と最後のお別れをするために、多くの人が沿道に集まっていました。
予想通りマスクをしている人はいませんでした。