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2021年7月17日

住職の言いたい放題(51)『初めての入院』

こんにちは。住職の斉藤隆雄です。

今年の3月、生まれて初めて入院しました。今まで人生68年間、けがや病気で入院したことが無いというのもかなりラッキーだったと思います。

今年の1月の夜半にお腹が痛くなりました。鳩尾の辺とか脇腹とかではなく、お腹全体が痛いのです。これと同じ痛みは過去にも3回経験しました。今までは数時間で痛みが治まりました。

しかし今回は痛みが続き、結局朝まで痛みが止むことなく、開院を待って病院に駆け込みました。すぐに痛み止めの点滴をしていただきました。しばらくすると全く痛みが無くなりました。後日検査を受けた結果、痛みの原因は胆のう結石症ということで、胆石が原因でした。このまま放置すると必ず腹痛が再発するとのことで、結局、腹腔鏡を使って胆のうを摘出する手術を受けることにしました。2月にあちこち検査をし、3月に手術入院しました。

入院2日目の朝9:30に手術が開始されました。危険な手術ではないと分かっていましたが、手術室に入る直前、念のため静かにお念仏をお称えしておきました。手術台に横になると、背中を丸めて下さいとの指示がありました。硬膜外麻酔という痛み止めの注射が背中に打たれました。その後麻酔ですぐに意識がなくなり、11:00頃に看護師さんによって起こされました。術前と術後の意識はありますが、術中は全く意識が無いので事前にお念仏をお称えしておいてよかったです。もしかすると臨終の念仏になるかもしれませんから。

『最後の念仏と平生(へいぜい)の念仏とどちらが勝れているのですか?』と法然上人に質問された方がいらっしゃいます。法然上人は、『ただ同じことなり』とお答えになっておられます。(念仏往生要義抄)価値は全く同じです。

平生のお念仏もその方が急にお亡くなりになれば臨終のお念仏となり、これが最後のお念仏だと思ってお称えしても延命すれば平生のお念仏になるからです。

今回は平生のお念仏になりました。南無阿弥陀仏