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2021年6月8日

住職の言いたい放題(49)「コバンザメ作戦大成功」

こんにちは。住職の斉藤隆雄です。

数年前に妻と二人で南米に行きました。マチュピチュ観光を終えて、ペルーのクスコから飛行機でウユニ塩湖へ向かう時のことです。ウユニ塩湖への直行便はなく、ボリビアの首都ラパスで乗り換えになります。クスコの空港待合室で、20名位の日本人ツアーの方々と一緒になりました。

添乗員さんの日程説明や注意事項が自然に聞こえます。どうやら同じルートでウユニ塩湖に行くようです。この日本人ツアーの方々とはラパスまでは同じ飛行機です。ウユニ塩湖行に乗り継ぐ飛行機がツアーの方々はラパスに到着してから1時間後とのこと。

実は私もそのフライトを予約したかったのですが、4時間後のフライトしか予約できませんでした。定刻より遅れてクスコの空港を離陸し、標高3600mと世界一標高が高い首都、ボリビアのラパス空港に到着しました。出発が遅れたため、日本人ツアーの方々は乗り継ぎ時間があまりなく、速足で進んで行きました。

私と妻も日本人ツアーの後について小さな空港建物内を待合室に向かって進みました。途中二手に分かれるところで大勢の人が進む方へ行こうとすると、空港職員の方が日本人ツアーのいく方に急いで進めという指示です。さらに進むと日本人ツアーの方々が航空券を係員に見せていますので、私と妻も同様に航空券を提示しますが、係員は航空券を見ることなく、日本人ツアーの後に付いて進めという指示です。しばらく行くと建物の外に出てしまいました。目の前には小さな飛行が止まっています。

日本人ツアーの方々がタラップから乗り込んでいきます。列が進んで、タラップにいた職員に航空券を見せ、このフライトではない旨を告げると、ちょっと驚いた様子で、すぐに無線でやり取りして、空席があるからこの飛行機に乗って良いというのです。何とラッキーなことでしょう。さすがラテンの国の対応で、前の便に搭乗できました。
 
本来なら空港で4時間待って、ウユニへは夜着くはずでしたが、結果的にはまだ陽が明るいうちの到着でした。妻は窓側の座席からウユニ塩湖の全景がはっきりと見られたと大喜びでした。

「コバンザメ作戦」大成功。