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2018年4月30日

住職の言いたい放題⑯「幸福老人」 

こんにちは。住職の斉藤隆雄です。

私は1月生まれで、現在65歳になりました。するとお役所から、介護保険被保険者証が届きました。ついに前期高齢者のお仲間入りとなりました。なんか複雑な心境…。
果たして今の私は幸せなのだろうか?調べてみました。
 
60歳以上の方は以下の項目に当てはまるか、60歳未満の方は、60歳以上になった時を想像して、✔してみてください。
□ 趣味の仲間などの友人が多い   □ 隣近所に友人が多い
□ 未婚、離別ではない       □ 子供がいて、たまに会っている
□ 孫の顔を見るのが楽しい     □ 夫婦仲がよい
□ 健康である           □ 異性の友達がいる
□ お金や高級品に執着しない    □ 自分の幸せよりもみんなの幸せを考える
7割以上当てはまる人は、おそらく「幸福老人」である。
(三浦展著 光文社新書 「下流老人と幸福老人」より)

私もこっそりとチェックしてみたら、何とチェックできたのは4項目でした。それじゃあ私は不幸老人かというと、別にそんなことはなく、自分では「まあまあ幸せ老人」だと思っています。ひねくれ者の私は、ちょっとケチをつけたくなります。
趣味の仲間やご近所の友人も、楽しいことばかりではなく、面倒で煩わしいこともあるでしょう。子供や孫も「来て嬉し 帰ってうれし 孫の顔」(サラリーマン川柳)というのが本音でしょう。ずっと一緒というのもお互いに疲れます。

今後、齢を重ねれば、自然に人間関係が希薄になっていくでしょう。そして✔できる項目は少しずつ減っていくでしょう。この現実は今から覚悟するしかありません。

今さら、生き方変えられないし、これからは『転ぶな、風邪引くな、義理を欠け、』(岸信介元総理)くらいが目標かな。