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2019年1月23日

住職の言いたい放題㉒「今日死んでも納得できる」

こんにちは。住職の斉藤隆雄です。
 
先日、テレビを見ていたら100歳以上の方々が元気に過ごされる姿が放映されていました。この番組では、100歳以上のご長寿300人に「週3日以上食べている食材は何か?」というアンケートを実施しました。その結果、第1位「豚肉」、第2位「ヨーグルト」、第3位「豆腐」、第4位「サバ」、第5位「キャベツ」という結果でした。

番組で紹介された100歳の4名の方々が実践している食べ物の組み合わせは、「サケ」と「ブロッコリー」。「サバ」と「リンゴ」。「ヨーグルト」と「タマネギ」。「豚肉」と「サツマイモ」。お医者様も健康に良い組み合わせと太鼓判を押していました。これらを4名の方々がモリモリと美味しそうに食べていました。
 
この番組を見ていると、豚肉・ヨーグルト・豆腐・サバ・キャベツを中心に、また健康に効果的な組み合わせの食事をすれば、100歳までは無理かもしれないが、かなり高齢までは元気で生きられるような気持にさせられます。
 
しかしあと何年生きられるかは、自分の努力で決められるとは限りません。天災地変もあれば、新聞やテレビニュースで報道される事件や事故もあります。私は今日まで結果的には65年間生きてきましたが、この先は何時・どこで・どのように命が終わっていくのかは全く分からない、そんなお互いです。
 
先のことは分からない、思い通りにならない。しかし今を納得できる生き方、満足できる生き方、後悔の少ない生き方、精一杯生きる、努力を惜しまない、上質な生き方等々を志向することは可能です。
お釈迦さまは『精進(はげみ)こそ不死の道 放逸(おこたり)こそは死の道なり』とお示しです。

今の自分の置かれた状況で可能な限り精進することが大切です。ダラダラとした生活をしがちな私ですが、限りある命を生きていることを忘れずに過ごしたいです。

『いま生命(いのち)あるはありがたし』(法句経(ほっくきょう)) 合掌