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2020年9月3日

住職の言いたい放題㊵「定年オヤジのしつけ方」再び 

こんにちは。住職の斉藤隆雄です。

新型コロナウイルスの緊急事態宣言により自宅で過ごす時間が増え、身の回りを整理する「断捨離」を進める動きが出ています。私もため込んだ新聞記事のスクラップを整理しました。(ほとんど処分しました)スクラップの中には懐かしい記事もたくさんありました。
 
2007年(平成19年)3月に「理想の夫育て」に成功した小川有里さんの、定年になった夫と楽しく、いい関係で暮らす方法が掲載されていました。
 
当時私は54歳でしたが、子供は独立して、ほとんど毎日、朝から晩まで妻と顔を合わせている生活でした。早速、小川有里さんの『定年オヤジのしつけ方』を購入しました。

夫育てとして、「自分の昼食は自分で用意させる」「家事をさせる」「べったり顔を合わせすぎない」「夫の趣味を応援する」「ほめ言葉を惜しまない」

以降我が家では、昼食は別々です。妻は夕方までは自分の予定で行動できるのでストレスが少ないようです。次に家事分担。これはかなり妻に依存しています。私なりに頑張って、妻の指示通り家事を手伝っているつもりですが、妻は認めてくれないでしょう。
 
最近読んだ松原惇子さんの『孤独こそ最高の老後』には定年後の夫婦円満のコツとして「残念だが、女性は夫よりもお金が好きだ」「妻と一緒の老後の幻想は持たない方が賢明だ」「定年男性よ、自分の世界をもとう。妻に関心を持つのをやめよう。妻を自由にさせよう。自分の孤独は自分で癒すのが定年男性の務めだ」「夫婦の距離は、平行線が一番」とかなり厳しいご意見です。

今すごく有難いと感じているのは、週末を中心に寺の法務(法事等々)があることです。週末は緊張感をもって法務を勤め、平日はリラックスしてお互いに自分の趣味を大切にした生活をするという、そんなメリハリのある生活をしています。